電動ラジコンを楽しむ為の環境作りを大切に
実機Sukhoi Su-26のフライト動画です。
http://www.youtube.com/watch?v=zmKIG7NDASI&feature=rec-fresh+div-r-6-HM
前半は派手なでんぐり返し技の連続ですが、5:00あたりから急変し、
パターンフライトの様な流れの演技になります。
このピタッ、ピタッ、という感じ。何とも言えません。
最近のパターン競技では、減点を少なくする為なのか、妙にユッタリした飛行スタイルが多くなっています。
長年のF3A競技の結果なのでそれを否定する訳ではありませんが、物事には程度とか流行があるものです。
F3Aパターンも元は実機を参考にしていたハズ。
たまには実機のカッコ良さを真似してみるのも面白いんじゃないでしょうか。
面白い動画がありました。
アレスティ記号が表示されるので、どんな演技をするのかがとっても分かり易くなっています。
hhttp://www.youtube.com/watch?v=dKjUdqhQdp4&feature=related
ローリングサークルの画像で、中心点が地平線上を転がって行く様子は、
私が撮ったフライト動画と同じ感じだったので、ちょっとホッとしました。
上のフライト動画ですが、地上に向かったロールを見ると、中心点がブレていないのが良く分かりますね。
45度降下中のロールでも、畑の一点に向かって飛行しています。
この「一点に向かって飛ぶ」というのが、図形を描く時にとても大切と思うのです。
水平直進、垂直上昇、垂直降下、キューバンエイトの45度、などの時(当然ロールも含む)、この動画の映像を思い浮かべ、
「あの地点に向かって!」と念じて飛ばすのです。
これで奇麗なラインが描けると思うのですが、いかがですか。
ラジコンの場合は、見て飛ばしているので、実際に乗ったイメージで飛ばすとまた違った楽しみがあると思います。
ちょっと参考に実機でのアクロ練習の仕方(目線)を紹介します。ラジコンでどこまで参考になるかはわかりませんが。
基本は、操縦室から前を見た目線の遠くの目標(雲とか、山とか)をポイントにして、
・ロールの場合は、そのポイントを中心に回る(=中心がずれないように)、エルロン操作だけでは、ポイントを中心には回らずに、ポイントが円を書くようにまわります。
・ループは、上昇の時はポイントをまっすぐに空に線を引く、また、上昇後は90度横を見て主翼の中心翼端の先の目標(ポイント)を中心に回る。
・水平旋回は水平線をなぞる。(なぞるスピードを最初はゆっくり、その後一定スピード、ロールアウト時がゆっくりとまるという感じ)
簡単に書きましたが、これが実機では難しく、いろんな癖がでるので、ここで重要なのがラダーの操作です。
ツインリンク茂木であったアエロバティックで軸の通ったロールをしていますが、しっかりとラダー、エレベータを上手く使っています。実機の場合はラダーは足ですが、ラジコンの場合は左スティックで行うのでかなり難しいいと思います。私はできませんが。
昔、角倉さんの軸の通ったフライトは、きっと同じようなラダーとエレベータ操作をしていると思います。
あと、ハーフキューバン8だけでもの操縦者の目の動きは細かくいうといっぱいあります。
・開始前に左翼端の先の目標のポイント(*1)を確認(覚える)
・前を見て水平を確認して、前の目線の遠くの目標の中心ポイントからまっすぐに空に線を引く感じでエレベータを引いて、90度ぐらいになったら、横を見て主翼の翼端中心の先の目標(ポイント)を確認する。*1のポイントが左翼端の中心にあればOK(ずれている場合は、ラダー等があっていないとか)
・120°ぐらいから、頭(操縦者の頭)を上げて、水平線が見えてくるので、見えてきたら水平になるようにエルロンを調整する。
・頂点(180°背面、水平)なった時点で、それに対して、45°プラスした地面に目標(ポイント)を決め、そのポイント(45°)ラインに合わせて機首を合わせて止める。
・45°ラインの地面の目標の中心がずれないように1/2ロールする。
といった感じです。すべての人がこうやっているとは思いませんし、人それぞれあると思います。
このようにイメージをしながらだとちょっと疲れちゃいますね。
いろいろ書いていくと長くなっちゃいますので、この辺で。
なるほど。ループでは主翼の延長上にポイントを置くんですね。
実機パイロットが絶えず色んな方向を向いているのが良く分かりました。
貴重な情報ありがとうございます。
ラジコンと実機、それぞれ目の位置が違って見ているものが違いますが、
それぞれを想像しながら飛ばすのも必要な事だし、楽しい事でもありますね。
http://www.youtube.com/watch?v=6YHq_j2eVm0
こちらのフライト動画では、演技域を示すマークが地上にクッキリと描かれています。
演技域の大きさは一辺1kmの正方形だそうです。
1kmの距離は、時速240kmで飛べば約15秒で通過してしまうものです。
F3A機の場合は、600mのコースを時速180km(50m/秒)で飛ぶとすれば12秒です。
実機と模型でもっと大きな違いがあると思っていましたが、時間は意外に似た様なものなんですね。
時間は同じ感じですが、機体や演技の大きさはどうでしょう。
演技域が実機の三分の二なので、機体の大きさも実機の2/3の4mなら相似形となるのですが、
F3A機はその半分の2mしかありません。
演技域からすると模型は小さすぎることになるし、
逆に模型の大きさを基準にすると、演技が大きすぎることになるんですね。
実機のフライトショーで見るラジコン機は、小さい機体で凄いスピードに感じたり、
F3A競技では遠くて見難い演技は即減点とも言われますが、何となく分かる感じがします。
どうでも良い事なんですが、
上のExtraがフライトしている場所がちょっと気になったので調べてみました。
イギリスのシルバーストン・サーキットという所に、滑走路もあるんですね。
http://maps.google.co.jp/maps?ll=52.065291,-1.01092&z=15&t=h&hl=ja
この航空写真は2007年のもので地上のマークはついていないので、
動画で見えるマークを参考に、写真の上に点を取ってみました。
結果、当然の事ながら正確に1kmの正方形でした。
これで地面の様子が分かるようになって、飛行機がどんな所を飛んでいるのか、想像しやすくなりました。
シルバーストン・サーキットのアクロ飛行の空域です。
実機のサイトです。
http://www.wac2009.com/index.html
ビデオの機体の動きを見ているだけでも面白いです。
VIDEO 5:Pilot training 1 にはループ中の翼端の画像もあって、kurosawaさんの話を聞いた後なので、
「遠くのポイントをどう意識しているのかな?」
なんて考えながら見ています。
上記サイトのリンク先にあった、実機アクロバットのサイトです。
http://www.aerobatics.org.uk/
その中のAerobatic Judgingには、「航跡」と「軸」に関する記述があって、
RCと実機の違いが分かります。
(hを頭に追加→)ttp://www.aerobatics.org.uk/judging/judging-zla1.htmなど
RCは航跡を審査しますが、実機では航跡を見る部分と軸(姿勢)を見る部分が分かれているんですね。